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伝統的なタンゴにジャズやクラシック、さらにはロックなどの要素を取り入れ、批判を受けながらも新しいスタイルを確立し、名曲「リベルタンゴ」などで知られるタンゴ界の革命児=アストル・ピアソラ。
彼の楽曲を演奏するスペシャリスト集団として2015年に結成されたのが、ヴァイオリン、チェロ、コントラバス、ピアノによる四重奏団のEl Cielo 2020である。5年間のコンサート活動を経て、ついに1stアルバム『ASTOR PIAZZOLLA』を、6月26日にリリースする。
超絶技巧ヴァイオリニストの桜井大士をはじめクラシック出身のメンバーが中心のなか、ベーシストは、自身のトリオでも音源を発表しているジャズ•ベーシスト界の新星、金森基(かなもり・もとい)が担当。
生々しい弦さばきの臨場感が興奮を高める「リベルタンゴ」、ヴァイオリンのアグレッシブなテーマをピアノ、チェロ、ベースで追いかけるさまがスリリングな「天使の死」、重厚で哀愁ある「オブリヴィオン(忘却)」、激しく指板を叩きつけるように楽曲を煽る「ミケランジェロ ’70」、冒頭からアルコによる低音の迫力に圧倒される「ブエノスアイレスの四季より「夏」」など、“熱く、激しい音楽を生み出す”というコンセプトを反映した楽曲の心臓部として、図太い低音を響かせている。
◎作品情報
『ASTOR PIAZZOLLA』
El Cielo 2020
Laplace Records
LPDCD-106
2020年6月26日発売
【収録曲】
01.エスクアロ(鮫)
02.リベルタンゴ
03.ブエノスアイレスの四季より「秋」
04.天使のミロンガ
05.天使の死
06.ブエノスアイレスの四季より「冬」
07.オブリヴィオン(忘却)
08.ミルトンの肖像
09.ミケランジェロ ’70
10.ブエノスアイレスの四季より「春」
11.ブエノスアイレスの四季より「夏」
12.悪魔のロマンス
13.アディオス・ノニーノ
◎Official HP