GEAR
UP
EAEより“Greathammer”登場。Traynor TS-50Bに着想を得た90年代ノイズ系ベースドライブ
脳天から鋭く振り下ろされる、超重量級のベースドライブ
2015年に設立され、自身も音楽活動を行なうマルチプレイヤーであり電工技士のジョン・スナイダーによるペダル・ブランドElectronic Audio Experiments(EAE)より、新たな歪みエフェクター”Greathammer”が登場した。
“Greathammer”はギャリギャリと軋むドライブ・サウンドに、迫撃砲のようなロー・ブーストを加えたベース・ドライブ・ペダル。90年代のノイズロックやポストハードコアのサウンドを支えたソリッドステート・アンプ“Traynor TS50B”を原点とし、このペダルのために回路設計全体が再デザインされている。
クリッピング段前のAttackと後段のBassを独立してコントロール可能。歪みのキャラクターと低域の量感をそれぞれ調整でき、鋭いアタックと厚みのあるローエンドを両立する設計となっている。
ゲインの可変幅は最大50dBに及び、軽いプリアンプ的なドライブから強烈なグラインド・サウンドまで幅広く対応。中央に備えられたノッチ・トグルにより、さらに大胆なミッドスクープも可能だ。プリアンプとしてミキサーへダイレクト接続する用途にも適している。
希望小売価格は41,400円(税別)。
Greathammerのコンセプト
雷鳴のように強烈なアタック
90年代のノイズロックを彩ったソリッドステート・アンプ、Traynor製TS-50Bのサウンドを出発点として開発されたのがGreathammerだ。シェラックのボブ・ウェストンや、ジーザス・リザードのデヴィッド・シムスらが愛用した同機は、“トライコンプ”クリッピング回路によるブライトなアタックが特徴。その鋭利なドライブをストンプサイズで再構築している。
内部では+24Vへの昇圧設計を採用し、最大+50dBの広いゲインレンジを確保。さらにバッファード・バイパス仕様とすることで、ペダルチェイン内のさまざまなポジションにおいても安定したドライブ・サウンドを提供する。

ナチュラルかつ迫力あるローエンド
オリジナルとなるアンプ回路では、トーンスタックがクリッピング段の前段に配置されており、鋭いアタックを得るためにはローエンドを削る必要があった。
Greathammerではこの構造を再考。クリッピング段前にトーン・コントロール“Attack”を、後段に低域ブースト・コントロール“Bass”を配置することで、歪みのキャラクターと低域の量感を独立して調整可能とした。Attackでブライトかつ硬質なドライブを形成しながら、Bassで厚みのあるローエンドを補強できる設計だ。
従来、歪みによって失われがちな低域はクリーン・ミックスで補う手法も一般的だが、本機では回路設計によって自然な低域の確保を実現。クリーン・ブレンド特有の不自然さや位相の問題を回避しつつ、存在感あるドライブ・サウンドを構築できる。

ギター用ドライブとしても使用可能
ベース・ドライブとして類まれなるアグレッシブさを誇るGreathammerだが、最大+50dBに及ぶゲイン幅がもたらすサウンドバリエーションの豊富さと、汎用性の高さも大きな魅力と言える。
筐体中央に備えられたトグルスイッチでは、プリアンプ用途を想定した中域カットが可能。これはTraynor製TS-50Bに搭載されていたフィルター回路を再現したもので、フラットなアンプやDI、キャビネット・シミュレーターに接続した際にも“アンプらしさ”を加えることができる。出力レベルも高く、プリアンプとして使用する場合でも十分にパワーアンプを駆動することができる。
さらに、ギター用ドライブとしての使用にも対応。広いレンジ特性を生かした突き抜けるトップエンド、そしてダウンチューニング時にも腹を打つような低音を生み出すことができる。

Specifications
Bypass:リレースイッチング、オペアンプバッファードバイパス
Input impedance: @1Khz: 1MΩ
Output impedance:@1Khz: <1kΩ
Power:9V DC, 2.1mmセンターマイナス、70mA以上
レギュレート、アイソレートされた100mA以上のパワーサプライを推奨。電池駆動はできません。
Dimensions:121mm x 66mm x 40mm
Weight:210g
製品情報
Electronic Audio Experiments / Greathammer
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