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最新モデルで紐解くファンド・フレットの魅力 feat.YU-KI(NOISEMAKER)

  • Photo:Hiroki Obara
  • Equipments Explanation/Movie&Sound Engineer:Makoto Kawabe

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Spector
NS Dimension 5

老舗が生んだ、攻撃的スペックをまとう一本

Front
Back

【Specifications】●ボディ:ポプラ・バール(トップ)、スワンプ・アッシュ(バック)●ネック:メイプル/ウェンジ(5ピース)●指板:ウェンジ●フレット数:24●スケール:G弦34インチ〜B弦37インチ●ピックアップ:フィッシュマンFluence×2●プリアンプ:フィッシュマンFluenceシステム●コントロール:ヴォリューム、バランサー、ベース、トレブル、3ウェイ・ヴォイス・セレクション・スイッチ●ペグ:シールド・ダイキャスト●ブリッジ:インディヴィジュアル・ブラス・サドル●価格:¥356,400

 45年の歴史を誇るスペクター社の初となるマルチ・スケール・モデル。伝統的なNSデザインのカーブド・ボディとスルーネック構造、ブラス製サドルの各弦独立ブリッジ、蓄光のサイド・ドット・ポジション・マークなどを採用しており、ボディはトップにポプラ・バールを配したスワンプ・アッシュ、ネックはメイプルとウェンジによる5ピース構造、指板はウェンジだ。ピックアップとプリアンプはフィッシュマン製のFluenceシステムで、セラミック・バー・マグネットによるハムバッキング・ピックアップ2基と2バンドEQのアクティヴ・システムとなっており、2タイプ(ハイ・カット、ミッド・カット、ミッド・フラット)のヴォイス・セレクト・スイッチを備えている。
 中心は10フレット近辺、フレット数24、スケールは34〜37インチだ。

ピックアップは、独自のFluence Coreテクノロジーが採用されたフィッシュマン製のソープバー・タイプが2基マウント。パワフルかつ幅広いサウンドメイクが可能だ。
同じくフィッシュマン製のプリアンプが搭載されており、ボディ・バックの電池ボックスに9V乾電池を挿し込むことで駆動可能だ。
コントロールはヴォリューム、バランサー、ベース、トレブルで、下部の3ウェイ・ヴォイス・セレクション・スイッチにより多彩なバリエーションのサウンドが楽しめる。

パンチ感があって、スラップが抜けてきます。

 おー、鳴りが良くて元気のある音ですね。フィッシュマンのピックアップが載ったベースは初めて弾きましたけど、パンチ感があって、スラップが抜けてきて気持ちいいです。けっこうドンシャリ寄りではありつつ、低音にまとまりがあるので、ヘヴィなミクスチャー・サウンドとかでも活躍すると思います。あと3段階の“ヴォイス・セレクション・スイッチ”がすごく有効。キャラクターが一気に変わるので、一本でいろいろなサウンドが楽しめると思います。ちなみに俺は真ん中が一番好きかな。トップ材のポプラ・バールも美しくて、ステージ映えしますね。

製品に関する問い合わせは、キョーリツコーポレーション(support@kyoritsu-group.co.jp)まで。
https://kcmusic.jp/spector/

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