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藤本ひかりエフェクター・ボード

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藤本ひかりが使用するエフェクター・ボード【BMG連載:プロフェッショナルの裏側】

  • Interview : Hikaru Hanaki
  • Photo : Takashi Yashima(Gear)

セッション・ベーシストのキャリアの軌跡や使用機材に迫る「BMG (Behind the Masterful Groove)連載〜プロフェッショナルの裏側」。

今回は、2012年に赤い公園のベーシストとしてデビューし、2021年の解散を経て、現在は秋山黄色、君島大空トリオ、粗品、青木陽菜、黒猫CHELSEA、Q.I.S.といった多彩な現場で存在感を放つ藤本ひかりに、使用エフェクターを紹介してもらった。

また、彼女がこれまでのキャリアの歩みを語ったインタビューはこちらから。

藤本ひかりのエフェクター・ボード

① Providence/STV-1JB(チューナー)
② OKKO/BASSTARD(オーバードライブ)
③ XOTIC/X-Blender(ブレンダー)
④ tc electronic/VORTEX FLANGER(フランジャー)
⑤ FOXGEAR/Echosex Baby(ディレイ)
⑥ OKKO/DOMINATOR(ディストーション)

藤本ひかりのエフェクター・ボード_ボード裏
エフェクター・ボードの裏側。パワーサプライにはProvidence製Provolt9が使用されている。
藤本ひかりのエフェクター・ボード センドリターン部分
センド/リターン部分

 接続順はまずジャンクション・ボックスの役割も果たす①に入り、②→③で、③のブレンダーのループに⑥が入っている。そこから④のフランジャー、ボード本体に設置されたセンド/リターンを経て、⑤のディレイ、そして①に戻る。ボードのセンド/リターンは、もともとヴォリューム・ペダルを使用するために設置したそうだが、現在は歪みや、オクターバー、ベース・シンセなどを追加するために使用。メインの構成を崩さずに、現場ごとに必要なエフェクトを柔軟に追加できるようになっている。サンズアンプを使用する際はチューナーの前に追加する。藤本が“歪み”をテーマに語る、本誌2020年11月号の“歪み”特集も要チェックだ(こちらから)。

藤本ひかりのその他エフェクター

① Malekko/B:ASSMASTER(オクターヴ・ファズ)
② Bleak District Electric/Sun?No(プリアンプ)
③ TECH21/Sansamp Bass Driver DI(プリアンプ)

 ①は赤い公園時代にも使用していて、最近また登場回数が多いという。藤本いわく切れ味が良くて派手さのある“ナイフ系”の歪み。②も歪みとして使用。こちらはソロっぽいところでバコンと踏む“爆弾系”の歪み。③はベース・ラインを見せたいとき、粒立ちの良さを求めるときに使用するという。

Information
藤本ひかり(ふじもとひかり)
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