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山本連が自身の愛用ベース6本を解説【BMG連載:プロフェッショナルの裏側】
- Text : Shutaro Tsujimoro (Bass Magazine Web)
- Photo : Chika Suzuki
セッション・ベーシストのキャリアの軌跡や使用機材に迫る「BMG (Behind the Masterful Groove)連載〜プロフェッショナルの裏側」。
STEREO CHAMPやLAGHEADSのほか、MHRJ、kiki vivi lily、離婚伝説など幅広い現場で活躍する山本連。アメリカン・ポップスをルーツに持ち、バークリー留学などの経験を通じて独自のグルーヴを培ってきた。約3年半ぶりに再始動したSuchmosのライヴ/レコーディングにも参加し、注目を集めている彼に、ここでは愛用ベースを紹介してもらった。
また、彼がこれまでのキャリアの歩みを語ったインタビューはこちらから。
※本記事は『ベース・マガジン2025年8月号』のコンテンツをWEB用に再構成したものです。
Fender / Precision Bass
“フェンダー・ジャパンの2016年製で、5〜6年前から使っています。ピックアップがパワフルで普通のプレベよりだいぶ出力があります。アンプが歪んだりすることもあるんですけど、その感じも好きで気に入っています。軽量なのも気に入っていて、基本的にメインで使っているベースです”。
Black Smoker / Beta J4
“半年くらい前にオーダーして作ってもらいました。アクティヴ仕様で、サドウスキーのプリアンプとノードストランドのピックアップを載せています。アッシュ・ボディとココボロ指板で、音にいい感じの硬さと粘り気が出るので気に入っていて、今のジャズベのメインはこのベースです”。
Gold Tone / BB-400+ Banjo Bass
“テデスキ・トラックス・バンドとかにいたオテイル・バーブリッジが使っているのを観て欲しくなり、3年ほど前に手に入れました。生音はバンジョーっぽい音ですが、ラインで録るとウッド・ベースやアンペグのBaby Bassみたいな音がします。アコースティック編成のライヴなどで使っています”。
Don Grosh / J5
“LAGHEADS LABELの田中伸明さんに1年ほど前に借りて使っています。ナット幅が狭くてネックも薄いので、5弦ベースのなかでは比較的疲れずに弾けるので気に入っています。プリアンプは、バルトリーニのTCTが載っています。Suchmosの「Whole of Flower」ではこのベースを弾きました”。
Don Grosh / J5
“田中伸明さんに借りているものに加え、最近自分でもDon Groshを1本買いました。プリアンプはアギュラーのOPBが載っていて、もう一方よりハイファイな音の印象です。ネックのシェイプとか、いろいろと違いがあるので、2本持っていたいと思って、もう1本も借りたままになっちゃってますが(笑)”。
Fender / Jazz Bass
“1977か1978年製のジャズ・ベースです。アッシュ・ボディでローズ指板という70年代後半〜80年代初頭の仕様で、長い間ジャズベのメイン器として使っていました。僕の場合、ジャズベというと60’s系のいなたい感じの音よりも、ハイファイな感じの音で使うのが好みですね”。
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