NOTES
華やかな舞台で活躍するプロ・ベーシストたちに、普段は覗くことのできないプライベートな一面を自らの言葉で綴ってもらう本連載。
第8回目となる今回は、3ピース・ロック・バンド鶴のほか、brainchild’sといったプロジェクトで活動するベーシスト神田雄一朗が登場! 近年特にハマっているという、都会の喧騒を離れた大自然のなかで行なう、アウトドアなライフワークを紹介してくれた。(編集部)
タープ泊でキャーンプ!
小さい頃、父親とよくキャンプに行っていました。魚を釣ったり、山菜を取ったり、湧き水を汲んで沸かしてカップ麺を食べたり。テントで寝泊まりするだけで何であんなにワクワクするのでしょうか!
大人になりすっかりキャンプとの距離も開いていたところヘコロナ禍。キャンプ・ブーム到来! その波にすぐには乗っからず。でも頭の隅には“またやりたいなぁ”という思いがありました。そんなタイミングで知人から言われた言葉、“やるなら早く始めたほうがいいよ”。そりゃそうだ!

Majiで空振る5秒前の図。薪割りは真剣に、足は広げましょう!
ソッコーで最低限のギアを揃えて初めて行ったキャンプからもう3年! 今では一年で最低12回はキャンプしてます! ライヴとライヴの合間のオフで行ったり、最近ではツアーの移動行程をソロ・キャンプにしてみたり! ホテルよりキャンプ! 音楽とファンのパワーでパワーチャージしてからの、大自然のエネルギーチャージ! サイコウです!

ドーム型テントから始めましたが設営撤収が重労働! ポールを通すスリーブが狭かったり、接続部分が抜けちゃったりとてんやわんや! そこでワンポール(ティピー)テントに買い替え変更! テントを広げて角をペグで打って、あとは真ん中の大黒柱ポールを“エイッ”と立てればほぼ完成! ラクチン〜!
最近はさらなるシンプル化とコンパクト化を追求するべくタープ泊をしています!一枚の四角いタープ。布一枚、張り方次第でいろいろなキャンプ・スタイルが楽しめちゃうんです! 張り方にはカッコいい名前が付いているんです。“ステルス張り”はティピーテント風になりますし、“パスファインダー張り”はフル・クローズで寝ることができます。“ピークフライ張り”はフル・クローズもできるうえに、日中はタープとして屋根部分を作ることもできちゃうのです! ペグも5本打つだけ! シンプル! 現状ソロ・キャンプではピークフライ張りがNo.1です! お気に入り〜。
自然のなかでボーッとするだけでもサイコウに癒されるし、お酒を飲みながらおツマミを作って、焚き火の炎を囲みながらキャンプ仲間と語らってるときなんかはもう至福の極み! 大人って楽しいですねー! 夏が一番好きだったけど、キャンプを始めたおかげで季節全部が好きになりました! 春は花見
キャンプがサイコウだし、夏は川に足突っ込んでビール! 秋は気候的にキャンプに一番最適だし、冬はテント内にストーブを入れてぬくぬくお籠りがサイコウなんです〜!ベーシストでキャンプ好きの方!一緒に薪焚べようぜ〜!

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【Profile】
神田雄一朗(かんだ・ゆういちろう)●1982年3月27日生まれ、埼玉県出身。2003年に中学の同級生で結成された3ピース・ロック・バンド、鶴でベース&コーラスを担当。バンドは2008年にシングル「恋のゴング」でメジャー・デビュー。精力的なライヴ活動とソウルフルな楽曲で幅広い層から人気を獲得する。神田は菊地英昭(THE YELLOW MONKEY)が主宰するプロジェクト、brainchild’sにも参加するなど、多方面にわたり活動を展開している。鶴は5年ぶりのオリジナル・フル・アルバム『スリーピース』を4月23日にリリースした。
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