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    越智俊介のセッション・ワークスを支えるエフェクター・ボード【BMG連載:プロフェッショナルの裏側】

    • Text:Hikaru Hanaki
    • Photo:Chika Suzuki

    セッション・ベーシストのキャリアの軌跡や使用機材に迫る「BMG (Behind the Masterful Groove)連載〜プロフェッショナルの裏側」。

    自身のバンドCRCK/LCKSをはじめ、菅田将暉、中村佳穂、BE:FIRST、bialystocks、TENDRE、TOMOO、UA、斉藤壮馬といった多彩なアーティストのライヴやレコーディングで活躍するベーシスト、越智俊介のエフェクター・ボードを紹介する。

    また、彼がこれまでのキャリアの歩みを語ったインタビューはこちらから。

    ①ORIGIN EFFECTS / Cali76-CB(コンプレッサー)
    ②KORG / Pitchblack Advance(チューナー)
    ③29 Pedals / EUNA(バッファー)
    ④29 Pedals / OAMP(バッファー)
    ⑤strymon / Zuma(パワー・サプライ)
    ⑥TRIAL / BS-3(ライン・セレクター)
    ⑦BOSS / OC-5(オクターバー)
    ⑧3Leaf Audio / Proton(エンヴェロープ・フィルター)
    ⑨Darkglass Electronics / MICROTUBES B1K(オーバードライブ)
    ⑩EBS / UniChorus Studio Edition, Rev2(コーラス)

    接続順は⑥③①⑦⑧⑨⑩④。②は⑥のチューナー・アウトに接続。⑥のライン・セレクターは“ライヴで2本以上のベースを使う際に、両方をつなぎっぱなしにして、音量差を簡単に調整できるのが便利”とのこと。③④はどちらもバッファーだが、③はボード入口のバッファーとして使い、④は最終段のプリアンプ的に使っている。“③は3バンドのEQが便利で、④でエフェクターを通ることで起きる音質の変化を調整している”とのこと。①のコンプは常にオン。ボードのコンセプトは“音色のバリエーションはあるけどクリーンで、竿の音がしっかり出ること”。

    ①SUMO STOMP / SUMO COMP(コンプレッサー)
    ②styrom / Ojai(パワー・サプライ)
    ③KORG / Pitchblack X(チューナー)
    ④BOSS / OC-5(オクターバー)
    ⑤SUMO STOMP / SUMO TRON(エンヴェロープ・フィルター)
    ⑥Darkglass Electronics / ALPHA·OMEGA ULTRA V2 with AUX-IN(プリアンプ)
    ⑦ORIGIN EFFECTS / BassRIG ’64 Black Panel(プリアンプ)

    接続順は③①④⑤⑥⑦。接続順やエフェクターの種類から、基本的にはもう一方のボードと同じコンセプトで、出せる音色の種類が一種類(コーラス)だけ少ない。⑥はほぼALPHA側を使用。視認性が良くライヴ中も使いやすいグラフィックEQがお気に入りだという。両ボードにセットされている④は、“もともとお気に入りだったOC-2の音色はそのままに音痩せが圧倒的に少ない”点を評価。こちらのボードのコンセプトは“レギュラー戦闘メンバー”で、“現場に持っていく回数はこちらのほうが多い“とのこと。

    越智俊介 Profile
    おち・しゅんすけ●1991年1月10日 北海道生まれのミュージシャン・ベーシスト。高校時代から地元・小樽でバンド活動を行ない、札幌での箱バン経験を経て東京に拠点を移す。菅田将暉、石崎ひゅーい、st kingz**、斉藤壮馬、中村佳穂、eill、BE:FIRST、bialystocks、絢香、えのぐなどのライヴに参加するほか、自身のバンドCRCK/LCKS、Shunské G & The Peasでも活動中。
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